2015年11月6日金曜日

第4回愛知工科大学ITSシンポジウムを開催しました

昨年に引き続いて,第4回愛知工科大学ITSシンポジウムを開催しました.

今年度は東北大学から山邉茂之准教授,名古屋大学から二宮芳樹特任教授をお招きし,
基調講演をお願いしました.


その他,本学の教員の講演もあり,本学の宇野教授,板宮准教授,尾林研究員,私が
講演しました.

私は昨年とはガラリとテーマを変え,今年の科研費のテーマである,
「ドライバ・レジリエンス」というテーマで,自動運転のネガな話と,
依存に関する実験結果を簡単に紹介しました.

話の落とし所は,
「マスコミが取り上げている自動運転の華々しい面だけではなく,
ネガな側面もあるということを十分に把握して,上手く付き合っていく必要がある」
というものです.
その一環でドライバは自動運転に対して依存する可能性がある,
ではそれはどんな感じで起きるのだろうか?ということを,
本学のドライビングシミュレータを用いて簡単に検証した結果を出しました.
3年計画の研究なので,来年は,システム破綻とドライバの技能復元までの過程を
検証したいのですが,そこまで無事行けるか…?

シンポジウムではポスター発表も行われ,ポスター発表の部には本学以外にも,
愛知県立大学と名城大からも発表頂きました.

荒川研究室の学生は2名何とかポスター発表に持ち込むことができ,
大井邦彦君と多治見謙成君に頑張って発表してもらいました.
それから小塚研の院生で荒川研ゼミ生の杉江亮輔君も小塚教授の意向で急遽発表でした.
3名ともよく頑張ってくれました.

かなり急ピッチで仕上げたのですが,来年就職することになっている2人には,
このような場で色々と議論する,想定外(まさしくレジリエンス的な言葉!)の質問に
機転を効かせられるか,という訓練をしてもらおうと,今回多少無理くりですが
発表してもらいました.
少し心配でしたが,その懸念も杞憂に終わり,しっかりと対応していました.
彼らにはもっとデータを集めて解析した上で,26日の計測自動制御学会中部支部の若手研究会でも
発表してもらう予定です.

大井君,多治見君,杉江君,大変ご苦労様でした.
















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