2015年12月30日水曜日

年末のご挨拶

もうすぐ2015年も終わろうとしています.

私は25日の教職員研修を終えた後,冬休みということで授業がないこともあり,
やっと自分の時間が持てています.
今は,来年度開催のセミナーの資料作成や2本の英語論文執筆を進めています.

さて,今年は多忙な一年であったように感じています.
授業が忙しい中の学会発表は一昨年も同じなのですが,
今年はとにかくセミナー講師の仕事がえらく多かった印象です.
そのせいで研究が余り進まなかった印象ですが…
セミナー講師として知見を提供するのも重要ですし,勿論,
研究も重要ですから,上手く両輪を回していくしかないでしょうね.

来年はこういう年にしたいという高尚なことを申し上げるつもりはありませんが,
無理のないように,私自身ができることを着実に進めて行きたいと思います.

今年一年大変お世話になりました.
皆様におかれましても良いお年をお迎え下さい.
2016年も何卒宜しくお願い申し上げます.

2015年12月19日土曜日

荒川研忘年会を行いました

荒川研究室の忘年会を開催しました.

蒲郡市,大学の近くにある「味のがんこ炎 蒲郡店」で行いました.
店は学生にチョイスしてもらいました.

食べ放題,飲み放題ということで,学生もたらふく食べて飲んで,
英気を養ってくれたことと思います.

皆さん1年間お疲れ様でした.

1級過程の2名は来週卒論提出に向けて,
4年生は来年の2月1日の最終提出に向けて,
2年生は3月頃の作品完成を目指して,
それぞれまた頑張って下さい.



2015年12月17日木曜日

技術セミナー「ドライバ状態検出および推定による 安全運転支援技術」で講師を務めました

今年7月に実施した,株式会社トリケップス様主催のセミナー,
「ドライバ状態検出および推定による安全運転支援技術」で,再演という形で,講師を務めました.

今回は5社8名の方に参加頂きました.

生体計測の難しさや,どのように自動運転の時代に向けて活用して行くべきか,
短い時間でしたが,ご理解頂けたものと思います.

これで今年の技術講習会の講師業務は全て終了です.

昨年12月のテックデザイン様の技術講習会講師業務を皮切りに,今年は沢山のセミナーに出講致しました.
数えてみたら7つのセミナーで講師を行っていました.

生体計測,自動運転,統計処理のニーズ,関心の高さを改めて認識した1年でした.
来年度も既に6件の技術セミナー講師を務めることが決定しています.

セミナー講師の仕事は,資料作り,実際の講演と,労力がかなりのものなので,
確かに楽ではありません.
研究というより教育の仕事です.

ですが,資料作りを通じて,自分自身の勉強や研究の整理になりますし,
実際の現場のニーズも把握することができるので,やり甲斐のある仕事でもあります.
現場のニーズを把握すると,次の研究のアイディアに繋がります.
(マンパワーが不足しているという問題はさておき.)
技術者がどのような問題点を抱えているかを把握でき,研究開発進捗の間接的なお手伝いにもなります.

資料もあまり同じ内容を使い回すとワンパターンで飽きられるので,
少しずつ改良しなくてはなりません.
年末年始に改良作業を行って,来年のセミナーに繋げたいと思います.



2015年11月27日金曜日

学生2名が計測自動制御学会中部支部オープンラボ・若手研究発表会で発表しました

昨日は私は自動車技術会エレクトロニクス部門委員会で発表でしたが,
実は,ほぼ同時刻に,学生2名が,トヨタ産業技術記念館で開催された,
計測自動制御学会中部支部オープンラボ・若手研究発表会で発表していました.

様子見で計測自動制御学会に行きたかったのですが,発表した2名は,
本学で行われたITSシンポジウムでも発表しており,そこそこは慣れただろうということを期待し,
2人だけで現地まで行かせ,発表させました.

発表テーマは次の通りでした.

大井邦彦,荒川俊也:自動運転技術におけるドライバの依存について
多治見謙成,荒川俊也:運転時におけるスマホ操作の危険性検証

今日大学に出勤して様子を聞いたら,関心を持って聞いてもらえた,
鋭い質問が多かった,これからの卒研に反映させて行きたいとのこと.
関心を持ってもらえたのは良いことです.

更には,発表することがだんだん楽しくなってきた,と言っていました.

私が,研究が不十分過ぎるこの時期に敢えて発表させた狙いはここにありました.
これから社会に出て上司や同僚の前で技術説明をすることが多々あるだろうから,
自分の技術を如何にわかりやすく説明できるか,また,その必要性を,
十二分に理解してもらいたい,また,人前で話すことの楽しさを知ってもらいたい,
という狙いでした.

これを機に卒論もしっかり頑張ってくれることを期待しています.



ちなみに発表者はトヨタ産業技術記念館の見学がタダでできたそうなので,折角の機会なので,見学もしてもらいました.
満足したようでした.

2015年11月26日木曜日

自動車技術会エレクトロニクス部門委員会で講演しました

とあることが切っ掛けで,自動車技術会エレクトロニクス部門委員会で講演(情報提供)することとなり,
本日,首都大学東京の秋葉原サテライトキャンパスで行われた委員会で講演しました.

内容としては,自動運転技術でこれから検討しなければならない内容ということで,
マニュアル運転と自動運転の切り替えに絡めてドライバ状態検出技術の研究と,
自動運転における「過度の依存」の発生をドライビングシミュレータを用いて評価した
簡単な実験の結果に関する報告でした.

時間がかなりタイトでしたので,具体的な質問は懇親会で,という形になりましたが,
非常に関心を持って下さった方が多く,大成功と(個人的には)思える内容でした.

メーカーの方でも,自動運転のヒューマンファクタの観点から,負の側面を意識する必要がある,
という意識を持っておられる方もおり, 今後この当たりの話も色々と出てくるかも知れません.

荒川研究室での当該研究はまだ始まったばかりで,暗中模索的な様相を呈していますが
(というより,まだ全然良い研究とは言えない…)
少しずつ進めて行き,積極的に発表して行きたいと思います.

2015年11月24日火曜日

あいちITSワールド2015で出展しました

11月20日(金)〜23日(月)に,ポートメッセなごやで「あいちITSワールド2015」が開催されました.
本学からは小塚研究室,宇野研究室,板宮研究室,荒川研究室の4研究室が出展しました.

今年は3連休中に開催ということで,多くの方が来場されました.
私はSSI2015の発表が20日まであり,21日の夕方に函館から直接会場入りし,
22日(日)は午前中のみ説明員を務めたので,ピークの時の混雑の様子は
実は把握できていません.

ですが,22日にモーターショウを少し見学した様子では,結構な混雑の状況でしたので,
ITSワールドの混雑も推して知るべし,という所でしょうか.

荒川研究室はいつもの如くステアリング装着型連続血圧計の展示を行いました.
関心を持って頂けた方が多く居られ,量産の目処は立っているのか,という声も多く聞かれました.
ですが,この展示物はもう展示を開始して1年近く経ちますので,
そろそろ新しい展示物を考えなければなりません…

今後も東海地方を中心とした展示会で展示を進めて参ります.




2015年11月20日金曜日

SSI2015で発表しました

11/18(水)〜20(金)に函館アリーナで開催された
「計測自動制御学会 システム・情報部門学術講演会2015」で発表しました.

今年の発表テーマは次の通りでした.

「自動運転技術におけるドライバのレジリエンス」(荒川俊也(愛知工科大学))
「機械学習によるシバヤギの発情行動推定手法の提案」(荒川俊也(愛知工科大学),遠藤なつ美(東京農工大学),田中知己(東京農工大学))
「節電はなお続いているか? - 夏季電力需給量のモデリングとAICによる検討 - 」(荒川俊也(愛知工科大学),土谷隆(政策研究大学院大学))

引っ切り無しに質問を受けたという訳ではありませんが,
少なからず関心を持って頂けたようで,発表した甲斐がありました.

また,今回の発表や聴講を通じて,様々な方との出会いがありました.
今後どのような形で繋がっていくかはわかりませんが,この御縁を大事にして行きたいものです.
参加して本当に良かった講演会でした.

今年度の発表はこれで終了です.やっと少し落ち着けるかな.
(まだ招待講演やセミナー講師などがありますが…)




2015年11月13日金曜日

シバヤギの研究についてのお話

昨年から,東京農工大学の臨床繁殖学研究室と共同研究で,シバヤギの行動解析に関する研究を開始しています.

きっかけは昨春に中京圏の新聞と静岡新聞で取り上げられた私の研究成果です.
私の博士論文の内容であるマウスの行動の自動推定に関して発展させた内容,
マウスのトラッキングから行動の推定までを行うフリーソフト,"Duomouse"の開発が
Journal of Neuroscience Methodsに掲載されたのですが,
非常に面白いということで,学長の指示で,プレスリリースすることとなりました.
その結果,研究成果が,中日新聞,東日新聞,静岡新聞に掲載されました.

私はずっとマウスを対象にしてきたのですが,ヤギやウシなどの大型動物の行動解析で,
Duomouseのように工学的手法を取り入れた例は余り見られない,
同じ,もしくは改良したアルゴリズムを使って行動推定ができれば非常に助かる,
ということで,大型動物を対象とした行動自動推定の研究が始まったという訳です.
特に発情期の判定ということに使えると非常に画期的なのだそうです.

マウスの場合は,
「無関心行動」「性器(匂い)嗅ぎ行動」「追随行動」「攻撃的追随行動」 「攻撃行動」
の5パターンに(我々の研究では)分類しているのですが,
「攻撃的追随行動」「攻撃行動」は発現の頻度が非常に少ないこともあり,
現在は,「無関心行動」「性器(匂い)嗅ぎ行動」「追随行動」の3つの行動を機械学習で
分類する,ということにしています.

一方,例えばヤギの場合は,雌のシバヤギを基本として,雄のシバヤギのパドックへの
接近の様子について検討しており,発情を例に取れば,「非発情」「雄パドックへの接近」「雄パドック付近で静止」
というように,雌のシバヤギの行動を分類すれば,これまた3つの行動と分類できます.
そのため,雌シバヤギの行動の特徴量を上手く抽出すれば,マウスの場合と同様のアルゴリズムで良いのです.

ですが,この特徴量の抽出が結構厄介なのです.
全く発情していないにもかかわらず,雌シバヤギが雄シバヤギのパドックに興味本位で近づいたり,
突っ立っていたりするケースが結構多いなど,なかなか一筋縄ではいきません.
「こんな感じの物理量で検討すれば良いか」と決め打ちしてみても上手く行かないのです.

そんなこともあり,先日,東京農工大にお邪魔して,ヤギ舎と牛舎を拝見しました.
見ると聞くは大違いと言うのはまさにこのこと.
ヤギ,ウシともに想定したよりも行動が複雑でした.
さてどのような物理量を以って機械学習させるか,ますます悩む結果となりました.
その一方で,現在進めているトラッキングを基本とした検討以外にも,
様々な要素(例えば鳴き声など)からヤギやウシの行動の検討もできるのではないか,
などと色々なアイディアが出てきました.
行動だけでなくヤギ同士の力関係(ヒエラルキー)の推定など,
ひょっとしたら変わった知見も得られるかも知れません.

何れにせよ,獣医学(農学)と工学+統計科学のコラボということで,
独特で面白い成果が出せるように,この研究を大事にして行きたいと思います.





2015年11月12日木曜日

講習会「生体計測の技術動向と応用事例」を開催しました

株式会社情報機構様主催の講習会において,
「生体計測の技術動向と応用事例~測定・解析のポイントと計測データの活用方法」
というタイトルで講師を務めました.

今回は7名の方にご参加頂きました.
生体計測の基礎の話ですが,NIRSや唾液アミラーゼの話なども混ぜて,
生体計測の意義,勘所,長所と短所についてわかりやすく説明しました.

前回の株式会社テックデザイン様の講習会の時も同様だったのですが,
快・不快を判定するにはどうしたら良いか,ということに興味を持つエンジニアの方が目立ちました.
この辺りの話は,色々な論文が出ており,なかなかコレと言った話(このやり方が最適,という言い方)ができないので,
答えに非常に悩みます.
まあ,そのままストレートにお話して,納得して頂くのですが,未だに非常にニーズがある印象です.

昨年末から技術者向けの講座の講師を務める機会を頂いていますが,
やはり,安くはないお金は支払って来ていることもあるせいか,真剣さが学生とは違います.
とにかく知識を吸収しようとする意気込みが凄いです.
こういう意気込み,学生諸君も是非見習って欲しいと思います.

来月は株式会社トリケップス様において,5月に実施したセミナーの再演となります.





2015年11月6日金曜日

第4回愛知工科大学ITSシンポジウムを開催しました

昨年に引き続いて,第4回愛知工科大学ITSシンポジウムを開催しました.

今年度は東北大学から山邉茂之准教授,名古屋大学から二宮芳樹特任教授をお招きし,
基調講演をお願いしました.


その他,本学の教員の講演もあり,本学の宇野教授,板宮准教授,尾林研究員,私が
講演しました.

私は昨年とはガラリとテーマを変え,今年の科研費のテーマである,
「ドライバ・レジリエンス」というテーマで,自動運転のネガな話と,
依存に関する実験結果を簡単に紹介しました.

話の落とし所は,
「マスコミが取り上げている自動運転の華々しい面だけではなく,
ネガな側面もあるということを十分に把握して,上手く付き合っていく必要がある」
というものです.
その一環でドライバは自動運転に対して依存する可能性がある,
ではそれはどんな感じで起きるのだろうか?ということを,
本学のドライビングシミュレータを用いて簡単に検証した結果を出しました.
3年計画の研究なので,来年は,システム破綻とドライバの技能復元までの過程を
検証したいのですが,そこまで無事行けるか…?

シンポジウムではポスター発表も行われ,ポスター発表の部には本学以外にも,
愛知県立大学と名城大からも発表頂きました.

荒川研究室の学生は2名何とかポスター発表に持ち込むことができ,
大井邦彦君と多治見謙成君に頑張って発表してもらいました.
それから小塚研の院生で荒川研ゼミ生の杉江亮輔君も小塚教授の意向で急遽発表でした.
3名ともよく頑張ってくれました.

かなり急ピッチで仕上げたのですが,来年就職することになっている2人には,
このような場で色々と議論する,想定外(まさしくレジリエンス的な言葉!)の質問に
機転を効かせられるか,という訓練をしてもらおうと,今回多少無理くりですが
発表してもらいました.
少し心配でしたが,その懸念も杞憂に終わり,しっかりと対応していました.
彼らにはもっとデータを集めて解析した上で,26日の計測自動制御学会中部支部の若手研究会でも
発表してもらう予定です.

大井君,多治見君,杉江君,大変ご苦労様でした.
















2015年10月19日月曜日

卒研旅行を実施しました

本学では卒研旅行というイベントがあり,荒川研究室でも,10/18(土),19(日)と実施しました.
今回は大竹研究室,松浦研究室と合同の卒研旅行となり,教員と学生併せて18人での旅行となりました.

今回は河口湖方面に行きました.
初日は山梨県立リニア見学センターに行き走行実験を見学.
2日目はシャトレーゼ白州工場の見学シャルマンワインのワイナリー見学の何れか(学生の希望による選択)の後,白樺湖散策という内容でした.

学生は研究室配属になって最初で最後の旅行ということもあってか,大分盛り上がっていました.
アルコール類も沢山買い込んで,夜は思い切り飲み明かそうと意気揚々でしたが,
結局,移動などで疲れたのか,思った程飲めなかったようです.
1日目は学生諸君はバスの中で大貧民に興じたりして盛り上がっていましたが,
流石に2日目は教員含め全員爆睡.流石に疲れたようです.

ともあれ,3研究室合同の旅行ということで,同じ学科ですが,研究室間の交流も深まり,
また,モノづくりに関する見学もでき,しっかりと学んだと思うので,これで卒業研究に対する意欲も一層向上した…
ということを期待したいと思います.
何はともあれ,お疲れ様でした.









2015年9月18日金曜日

講習会「主成分分析と因子分析の解析手順・使い分けと勘所」を開催しました

株式会社テックデザインさんの講習会で講師を務めました.
前回の講習会「実務で使える統計解析手法と使い分けのポイント」の続編です.
今回は前回の講習会で評判が良かったらしい,主成分分析と因子分析に特化した内容です.

今回は初めてパソコンルームでの演習となりました.
主成分分析と因子分析はExcelでもできないことは無いのですが,
固有値の計算などが出てきたりするので,多分付いて来られる人が少ないのではないか…
という懸念があり,今回はRを使った演習としました.

しかし,RはRで大変.
Rを使ったことがある人が少ないと思うので,
Rの基礎講座からスタートするという流れになりました.

主成分分析と因子分析はやはり混同する人が多いので,
割と誤解して覚えていた方が多かったように思えました.

スライドが140枚程度,それに演習問題を6問(A4で約40ページ)用意したのですが,
講義を行う前は,こりゃ相当時間余るな,喋りで何とかダラダラと時間稼ぎしなければ,
なんて思っていたのですが,実際は全然時間が足りず,結局演習問題は3問しかできませんでした.
うーむ,時間配分は難しいですね.

因みに受講者アンケートの結果を講座終了後に拝見したのですが,
概ね講評でした.
私の講座は敢えて極力数学を使わないでイメージで捉える,
イメージで捉えた中で実践的に使えるようにする,
ということを売りにしているのですが,やはり中には
「もっと数学的な話をやって欲しい」
という声もありました.
ですが1名〜2名の意見となってしまい,実施に数学の話を強めると,
理解できない方が多くなりそうなのが懸念されます.
余り難しくなく,でも数学的な話を期待している方が満足できるような
良い塩梅の講義ができれば良いのですが…

次の講座は来月,10月23日(金)に東京都の乳業会館で開催です.
「"生体測定"の活用事例と長短所および測定・解析のポイント」という題目で,
あらゆる生体計測の概論的な話を中心に講演します.
こちらも関心がありそうな方に紹介頂けますと有り難いです.


2015年9月15日火曜日

荒川研究室2015年度中間発表会を行いました

卒研が始まり半年が経過しました.

そろそろ荒川研のメンバも本格的に実験を始め,卒論を書き始めなければならない時期です.

しかし,いきなり実験をして論文を書くなどということはとても出来ませんので,
ここらで一旦各自が行ってきた卒研内容を振り返って,何がわかって何がわからないのか,
卒論提出までどのような時間軸で研究を進めなければならないか,
再認識するという意味で,荒川研究室内で中間発表会を行いました.

今回は正規に配属されているメンバ5名(うち2名は自動車整備士1級課程),
それから自主的に来ている2年生4名の発表となりました.
2年生についてはまだこれからということもあるので,4名一緒の発表とさせました.

振り返り,今後の進め方の確認以外にも,発表練習という意味合いもあり,
どんな感じで発表するのかが非常に興味深かったのですが,

やはり皆さんまだまだです.
1名については,今,企業との共同研究を主体的に進めてもらっていることと,
8月下旬に共同研究の進捗という意味でインターンシップに行ってもらったこともあり,
発表を何回もしているため,かなり発表が上手かったです.
しかしそれ以外の学生さんはまだまだ.
発表12分の所,大幅に短く終わってしまったり,一方,ダラダラと長い発表になったりと,
時間配分もメチャクチャな所がありました.

まあ,発表の上手さは如何に場数を踏むかということが決め手になると(私は勝手に)思っているので,
これから何回か学会発表の場を与えてやれば上手くなる…と,期待しています.

さて,中間発表会を終えて,それぞれの課題が見えてきたはずです.
残り約半年で悔いの無い様に研究を進め,良い成果に繋げてくれることを期待しています.

…あと,一部のメンバは就職活動も頑張ってね.
私はそれぞれのメンバにふさわしい企業を調べて紹介することやエントリシートのチェック,
面接練習やアドバイスは(元企業出身者という観点で)できるものの,
採用面接を受けるのは皆さんなので…




2015年9月10日木曜日

D&D2015とHIS2015で発表しました

久しぶりの更新です.

8月24日〜28日の会期で弘前大学で開催された,
日本機械学会 Dynamics and Design Conference 2015(D&D2015)と,
9月1日〜4日の会期で公立はこだて未来大学で開催された,
ヒューマンインタフェースシンポジウム2015(HIS2015)で発表してきました.

なぜこの2つで発表したか?

元々はHIS2015で発表する計画をしていたのですが,
調べてみたらその前の週に弘前でD&D2015があるということで,
折角「北の方」に居るのだから一緒に発表してしまえ,という魂胆で,
発表と相成りました.

そして最初はD&D2015で発表.
実は昨年から機械学会に加入したので,今回が機械学会での発表デビューなのです.
血圧変化によるヒヤリハット検出のネタを更に解析した内容だったのですが,
質問時間の持ち時間一杯,応用例に関する質問など,色々と頂戴しました.



因みにちょっと観光もしました.
TVで有名な「田んぼアート」を見てきました.
弘前城は以前行ったのと,丁度石垣修理事業をやっていて天守閣を見られないので.
弘前駅から弘南鉄道に乗って行くのですが,なかなか趣きのある鉄道でした.



本来ならば一度愛知に引き返すべきなのでしょうけれども,
うーん,時間効率やら経費やら考えるとこのまま北上した方が良いな…
ということで,28日からは函館に滞在でした.


土日を挟んで1日休暇,市内観光等を経て3日に発表.
昨年の愛知工科大学グループ研究費で開発した,ステアリング装着型連続血圧計を
初めてお披露目しました.



実は8月にこの装置は入院しました.
右手の血圧が測れなくなるという事象が発生し,ケーブルの断線などを色々と修理,
で,退院後初稼働だったのですが,やはり思った通りには上手く行かず,
体験デモも数名にやって頂いたのですが,1名しかちゃんと計測できないという有様でした.
入院前はもっとサクっと測れたのですが.
当然,これではマズいので,改善しなければなりません.

今回の出張ではHIS2015は大収穫でした.
色々な面白い発表が聞けたのは当然なのですが,
色々な先生方との繋がりが増えたのが一番の収穫でした.
多分今回のHIS2015が一番名刺交換した会議だったかも知れません.
これは素直に嬉しかったですね.

ということで2週間の長期出張が終了して,来週から後期授業が始まります.
研究も進めつつ,いわゆるAUT教育改革も進めながら,邁進して行きたいと思います.

おまけ.
函館の朝市で食べた海鮮丼.やっぱり函館は食べ物美味しいですね.
2ヶ月後にも函館出張なので,また海鮮丼かな.
だが,人間は太り,財布は痩せる…