政策研究大学院大学で開催された研究集会,
「最適化:モデリングとアルゴリズム」で発表しました.
シバヤギの発情推定手法と発情検出システムの開発
荒川俊也(愛知工科大),遠藤なつ美(東京農工大),加賀翔大郎(愛知工科大),田中知己(東京農工大)
いつもは隠れマルコフモデルの話が主体なのですが,
他の機械学習を使って推定してみた結果との比較の内容,
それから,本学の学生に手伝ってもらっているシステム開発の内容と
かなりてんこ盛りの内容になりました.
私が学位論文を取ったテーマ,マウスの行動推定の横展開的な内容なのですが,
大型動物での事例は無いこともあり,また,応用研究色が強いこともあり,
かなり好評でした.
私の実験の話ですが,隠れマルコフモデルとrandomforestを比較して,
行動の一致率を比較する,という話をしました.
隠れマルコフモデルの方が,未知データの推定だけに限定すると,推定結果が良いよ,
という話だったのですが,
ある大学の先生から指摘をもらいました.
なるほど,今回のようなデータの場合はrandomforestの方がモデルが複雑だから推定結果が悪いのか.
そりゃそうですね.
4月からは自動車の研究を中断して,大幅に路線変更し,
機械学習,最適化問題,統計科学に特化した研究にシフトすることで考えています.
自動車の研究については学生の卒論・修論テーマに限定して進める方向です.
来年度の研究集会では最適化問題で話ができるように,しっかりと研究を進めて行きます.
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