株式会社テックデザインさんの講習会で講師を務めました.
前回の講習会「実務で使える統計解析手法と使い分けのポイント」の続編です.
今回は前回の講習会で評判が良かったらしい,主成分分析と因子分析に特化した内容です.
今回は初めてパソコンルームでの演習となりました.
主成分分析と因子分析はExcelでもできないことは無いのですが,
固有値の計算などが出てきたりするので,多分付いて来られる人が少ないのではないか…
という懸念があり,今回はRを使った演習としました.
しかし,RはRで大変.
Rを使ったことがある人が少ないと思うので,
Rの基礎講座からスタートするという流れになりました.
主成分分析と因子分析はやはり混同する人が多いので,
割と誤解して覚えていた方が多かったように思えました.
スライドが140枚程度,それに演習問題を6問(A4で約40ページ)用意したのですが,
講義を行う前は,こりゃ相当時間余るな,喋りで何とかダラダラと時間稼ぎしなければ,
なんて思っていたのですが,実際は全然時間が足りず,結局演習問題は3問しかできませんでした.
うーむ,時間配分は難しいですね.
因みに受講者アンケートの結果を講座終了後に拝見したのですが,
概ね講評でした.
私の講座は敢えて極力数学を使わないでイメージで捉える,
イメージで捉えた中で実践的に使えるようにする,
ということを売りにしているのですが,やはり中には
「もっと数学的な話をやって欲しい」
という声もありました.
ですが1名〜2名の意見となってしまい,実施に数学の話を強めると,
理解できない方が多くなりそうなのが懸念されます.
余り難しくなく,でも数学的な話を期待している方が満足できるような
良い塩梅の講義ができれば良いのですが…
次の講座は来月,10月23日(金)に東京都の乳業会館で開催です.
「"生体測定"の活用事例と長短所および測定・解析のポイント」という題目で,
あらゆる生体計測の概論的な話を中心に講演します.
こちらも関心がありそうな方に紹介頂けますと有り難いです.
2015年9月18日金曜日
2015年9月15日火曜日
荒川研究室2015年度中間発表会を行いました
卒研が始まり半年が経過しました.
そろそろ荒川研のメンバも本格的に実験を始め,卒論を書き始めなければならない時期です.
しかし,いきなり実験をして論文を書くなどということはとても出来ませんので,
ここらで一旦各自が行ってきた卒研内容を振り返って,何がわかって何がわからないのか,
卒論提出までどのような時間軸で研究を進めなければならないか,
再認識するという意味で,荒川研究室内で中間発表会を行いました.
今回は正規に配属されているメンバ5名(うち2名は自動車整備士1級課程),
それから自主的に来ている2年生4名の発表となりました.
2年生についてはまだこれからということもあるので,4名一緒の発表とさせました.
振り返り,今後の進め方の確認以外にも,発表練習という意味合いもあり,
どんな感じで発表するのかが非常に興味深かったのですが,
やはり皆さんまだまだです.
1名については,今,企業との共同研究を主体的に進めてもらっていることと,
8月下旬に共同研究の進捗という意味でインターンシップに行ってもらったこともあり,
発表を何回もしているため,かなり発表が上手かったです.
しかしそれ以外の学生さんはまだまだ.
発表12分の所,大幅に短く終わってしまったり,一方,ダラダラと長い発表になったりと,
時間配分もメチャクチャな所がありました.
まあ,発表の上手さは如何に場数を踏むかということが決め手になると(私は勝手に)思っているので,
これから何回か学会発表の場を与えてやれば上手くなる…と,期待しています.
さて,中間発表会を終えて,それぞれの課題が見えてきたはずです.
残り約半年で悔いの無い様に研究を進め,良い成果に繋げてくれることを期待しています.
…あと,一部のメンバは就職活動も頑張ってね.
私はそれぞれのメンバにふさわしい企業を調べて紹介することやエントリシートのチェック,
面接練習やアドバイスは(元企業出身者という観点で)できるものの,
採用面接を受けるのは皆さんなので…
そろそろ荒川研のメンバも本格的に実験を始め,卒論を書き始めなければならない時期です.
しかし,いきなり実験をして論文を書くなどということはとても出来ませんので,
ここらで一旦各自が行ってきた卒研内容を振り返って,何がわかって何がわからないのか,
卒論提出までどのような時間軸で研究を進めなければならないか,
再認識するという意味で,荒川研究室内で中間発表会を行いました.
今回は正規に配属されているメンバ5名(うち2名は自動車整備士1級課程),
それから自主的に来ている2年生4名の発表となりました.
2年生についてはまだこれからということもあるので,4名一緒の発表とさせました.
振り返り,今後の進め方の確認以外にも,発表練習という意味合いもあり,
どんな感じで発表するのかが非常に興味深かったのですが,
やはり皆さんまだまだです.
1名については,今,企業との共同研究を主体的に進めてもらっていることと,
8月下旬に共同研究の進捗という意味でインターンシップに行ってもらったこともあり,
発表を何回もしているため,かなり発表が上手かったです.
しかしそれ以外の学生さんはまだまだ.
発表12分の所,大幅に短く終わってしまったり,一方,ダラダラと長い発表になったりと,
時間配分もメチャクチャな所がありました.
まあ,発表の上手さは如何に場数を踏むかということが決め手になると(私は勝手に)思っているので,
これから何回か学会発表の場を与えてやれば上手くなる…と,期待しています.
さて,中間発表会を終えて,それぞれの課題が見えてきたはずです.
残り約半年で悔いの無い様に研究を進め,良い成果に繋げてくれることを期待しています.
…あと,一部のメンバは就職活動も頑張ってね.
私はそれぞれのメンバにふさわしい企業を調べて紹介することやエントリシートのチェック,
面接練習やアドバイスは(元企業出身者という観点で)できるものの,
採用面接を受けるのは皆さんなので…
2015年9月10日木曜日
D&D2015とHIS2015で発表しました
久しぶりの更新です.
8月24日〜28日の会期で弘前大学で開催された,
日本機械学会 Dynamics and Design Conference 2015(D&D2015)と,
9月1日〜4日の会期で公立はこだて未来大学で開催された,
ヒューマンインタフェースシンポジウム2015(HIS2015)で発表してきました.
なぜこの2つで発表したか?
元々はHIS2015で発表する計画をしていたのですが,
調べてみたらその前の週に弘前でD&D2015があるということで,
折角「北の方」に居るのだから一緒に発表してしまえ,という魂胆で,
発表と相成りました.
そして最初はD&D2015で発表.
実は昨年から機械学会に加入したので,今回が機械学会での発表デビューなのです.
血圧変化によるヒヤリハット検出のネタを更に解析した内容だったのですが,
質問時間の持ち時間一杯,応用例に関する質問など,色々と頂戴しました.
因みにちょっと観光もしました.
TVで有名な「田んぼアート」を見てきました.
弘前城は以前行ったのと,丁度石垣修理事業をやっていて天守閣を見られないので.
弘前駅から弘南鉄道に乗って行くのですが,なかなか趣きのある鉄道でした.
本来ならば一度愛知に引き返すべきなのでしょうけれども,
うーん,時間効率やら経費やら考えるとこのまま北上した方が良いな…
ということで,28日からは函館に滞在でした.
土日を挟んで1日休暇,市内観光等を経て3日に発表.
昨年の愛知工科大学グループ研究費で開発した,ステアリング装着型連続血圧計を
初めてお披露目しました.
実は8月にこの装置は入院しました.
右手の血圧が測れなくなるという事象が発生し,ケーブルの断線などを色々と修理,
で,退院後初稼働だったのですが,やはり思った通りには上手く行かず,
体験デモも数名にやって頂いたのですが,1名しかちゃんと計測できないという有様でした.
入院前はもっとサクっと測れたのですが.
当然,これではマズいので,改善しなければなりません.
今回の出張ではHIS2015は大収穫でした.
色々な面白い発表が聞けたのは当然なのですが,
色々な先生方との繋がりが増えたのが一番の収穫でした.
多分今回のHIS2015が一番名刺交換した会議だったかも知れません.
これは素直に嬉しかったですね.
ということで2週間の長期出張が終了して,来週から後期授業が始まります.
研究も進めつつ,いわゆるAUT教育改革も進めながら,邁進して行きたいと思います.
おまけ.
函館の朝市で食べた海鮮丼.やっぱり函館は食べ物美味しいですね.
2ヶ月後にも函館出張なので,また海鮮丼かな.
だが,人間は太り,財布は痩せる…
8月24日〜28日の会期で弘前大学で開催された,
日本機械学会 Dynamics and Design Conference 2015(D&D2015)と,
9月1日〜4日の会期で公立はこだて未来大学で開催された,
ヒューマンインタフェースシンポジウム2015(HIS2015)で発表してきました.
なぜこの2つで発表したか?
元々はHIS2015で発表する計画をしていたのですが,
調べてみたらその前の週に弘前でD&D2015があるということで,
折角「北の方」に居るのだから一緒に発表してしまえ,という魂胆で,
発表と相成りました.
そして最初はD&D2015で発表.
実は昨年から機械学会に加入したので,今回が機械学会での発表デビューなのです.
血圧変化によるヒヤリハット検出のネタを更に解析した内容だったのですが,
質問時間の持ち時間一杯,応用例に関する質問など,色々と頂戴しました.
TVで有名な「田んぼアート」を見てきました.
弘前城は以前行ったのと,丁度石垣修理事業をやっていて天守閣を見られないので.
弘前駅から弘南鉄道に乗って行くのですが,なかなか趣きのある鉄道でした.
本来ならば一度愛知に引き返すべきなのでしょうけれども,
うーん,時間効率やら経費やら考えるとこのまま北上した方が良いな…
ということで,28日からは函館に滞在でした.
土日を挟んで1日休暇,市内観光等を経て3日に発表.
昨年の愛知工科大学グループ研究費で開発した,ステアリング装着型連続血圧計を
初めてお披露目しました.
実は8月にこの装置は入院しました.
右手の血圧が測れなくなるという事象が発生し,ケーブルの断線などを色々と修理,
で,退院後初稼働だったのですが,やはり思った通りには上手く行かず,
体験デモも数名にやって頂いたのですが,1名しかちゃんと計測できないという有様でした.
入院前はもっとサクっと測れたのですが.
当然,これではマズいので,改善しなければなりません.
今回の出張ではHIS2015は大収穫でした.
色々な面白い発表が聞けたのは当然なのですが,
色々な先生方との繋がりが増えたのが一番の収穫でした.
多分今回のHIS2015が一番名刺交換した会議だったかも知れません.
これは素直に嬉しかったですね.
ということで2週間の長期出張が終了して,来週から後期授業が始まります.
研究も進めつつ,いわゆるAUT教育改革も進めながら,邁進して行きたいと思います.
おまけ.
函館の朝市で食べた海鮮丼.やっぱり函館は食べ物美味しいですね.
2ヶ月後にも函館出張なので,また海鮮丼かな.
だが,人間は太り,財布は痩せる…
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