このような講師業務は今回初めてで,勝手もわからずに大変緊張しました.
今回講師として務めた講座は
「実務で使える統計解析手法と使い分けのポイント」という講座で,
企業で統計手法を使うエンジニアや技術者を対象としたものです.
統計というと理論が先走って,いざ実務でExcelであれRであれ,使うとすると
よくわからない.
高尚な知識ではなく,なぜこの統計的手法を使うのか,元エンジニアという観点で
体験談を踏まえて説明することを趣旨として行いました.
受講された方のバックグラウンドは様々で,機械系の方や食品系の方など幅広く,
若い方が中心でしたが,ちらほら年配の方も居られました.
大学で学生に対して教えることと異なり,研究開発の最前線で仕事をされている方を
対象にして偉そうなことを言うわけですから,こんな程度の講義だったらあまり評価も高くないだろう,
と思ってヒヤヒヤしたのですが,事後のアンケートでは好評だったようで,非常に安心しました.
今回の講座は6時間コースだったので,6時間喋りっぱなし.
講座が終わってから,あまりに大声を出して喋りすぎたせいか,
喉がガラガラになり,翌日は喉が痛くなってしまいました(笑)
私は統計は専門という訳ではないので,余り迂闊なことも言えないため,
資料作成はかなり神経質になっていたのですが,
その分,自分自身の知識の再確認ができ,新たに学ぶことも多かったので,
非常に良い経験だったと思います.