毎度おなじみの講座です.今回は初めて関西方面での開催ということで,大阪のドーンセンターで開催しました.
今回の受講者は若干少なく8名でした.前回自動車技術会では40分の時間でしたが,今回は6時間.久々の長い時間の講演だったので,喉をやられました(笑)
やはり,食品会社などの方は統計に触れる機会が少なかったりするようで,本を読んでもなかなか理解できないという話でした.そういう方からするとセミナーで勉強する機会があるのは有り難いとか.
暫くはセミナーでの講演も少し回数が少なくなりますが,引き続き,積極的に進めて行きたいと思います.
2016年8月31日水曜日
2016年8月24日水曜日
自動車技術会講習会「自動車開発における人間工学の理論と実践」で講師を務めました
23日(火),名城大学天白キャンパスにおいて,自動車技術会の講習会が開催されました.
ドライバ評価手法検討部門委員会(2013年まで所属)とヒューマンファクター部門委員会(2013年から所属)企画の講習会で,「自動車開発における人間工学の理論と実践 - ドライバの特性を考えた車づくり -」という講習会です.
私はその中の1つ,「まずはこれを押さえよう!自動車人間工学における統計解析の基礎」という題目の講座を担当しました.
自動車技術会の講習会としては大盛況で,118人の参加者,満員御礼となりました.
確かに,今回講演されていた先生方は自動車人間工学分野の第一人者の方ばかりで,テキストがついて正会員16,200円とは滅茶苦茶に安いです.昨日会場から帰る際に,とある先生と,「今回の講座,価格破壊ですよね〜」なんてことを言いながら帰りました.
私はいつもはセミナー会社の技術セミナーで喋っていますが,学会の講習会で喋るのは今回が初めて.非常に光栄でした.
肝心の私の講座は,と言うと,やはり時間が短い中でてんこ盛りにし過ぎたせいか,「脳内シミュレーション」 のようには上手く喋れなかったせいか(両方かと思いますが),かなりバタバタして消化不良気味.個人的には回帰分析は重要だと思っているので,回帰分析の話だけに特化するなどしてもよかったかも知れません.
また機会を頂けたら是非お話させて頂ければ幸いです.
ドライバ評価手法検討部門委員会(2013年まで所属)とヒューマンファクター部門委員会(2013年から所属)企画の講習会で,「自動車開発における人間工学の理論と実践 - ドライバの特性を考えた車づくり -」という講習会です.
私はその中の1つ,「まずはこれを押さえよう!自動車人間工学における統計解析の基礎」という題目の講座を担当しました.
自動車技術会の講習会としては大盛況で,118人の参加者,満員御礼となりました.
確かに,今回講演されていた先生方は自動車人間工学分野の第一人者の方ばかりで,テキストがついて正会員16,200円とは滅茶苦茶に安いです.昨日会場から帰る際に,とある先生と,「今回の講座,価格破壊ですよね〜」なんてことを言いながら帰りました.
私はいつもはセミナー会社の技術セミナーで喋っていますが,学会の講習会で喋るのは今回が初めて.非常に光栄でした.
肝心の私の講座は,と言うと,やはり時間が短い中でてんこ盛りにし過ぎたせいか,「脳内シミュレーション」 のようには上手く喋れなかったせいか(両方かと思いますが),かなりバタバタして消化不良気味.個人的には回帰分析は重要だと思っているので,回帰分析の話だけに特化するなどしてもよかったかも知れません.
また機会を頂けたら是非お話させて頂ければ幸いです.
2016年8月6日土曜日
「工学教育」掲載内容に関するお話
工学教育 vol.64, no.4に,本学の井藤良温准教授との共著論文,
「企業内新人教育プログラムを導入した初年次教育の試み」
が掲載されました.
本学の初年次教育科目の1つで,1年次の「修学形成1」という科目内に,私が前職の新人教育で経験したプログラムを一部変えて導入した実践報告になっています.
モノづくり技術者として鍛えていくのは,特に本学のような偏差値の低い学生が多い大学では,非常に難しい側面があります.
まず,物事に興味を持たない学生が多々見受けられる.そこそこ偏差値の高い大学の学生は,全部とは行かないでしょうけれども,モノづくりに興味がある,小さいころにモノをばらした経験がある,そうでなくても,マニュアルを読めばモノをちゃんと組み立てられる,という感じかと思います.
しかし,私の経験からすると,偏差値の低い学生は,なかなかそうはいかない.
ポテンシャル的に頭の出来云々ではなく,小さいころに自分の手を使ってモノを作った・組み立てたという経験がないし,そもそも,モノは使えれば良いじゃないか,わざわざ自分で組み立てる必要はない,誰かが組み立ててくれるからそれを使えば良いではないか,という感じです.
漠然と就職をしたいという気持ちはあるものの,さりとて,意欲も技術も高くない学生に,いきなりモノづくりを実践させるというのは無理な話なので,せめて1年次から, モノづくりに対する意欲を喚起させ,企業でモノづくりを行う基礎はどのようなことか,ということだけでも教えたいと思ったわけです.
そこで,前職の新入社員教育で行った,「レガシィを作ろう」という内容を,大学生向けにアレンジして,いわば,「企画」「設計」「プレゼン」の流れを簡単に理解してもらい,実践的な「開発」以外のモノを作るまでの過程を体験してもらう,という内容にし,科目に導入しました.
知識や技能が未熟だと思うので,実際に手を動かして作るのはまだ無理かも知れないけれども,モノ1つ作るにはどういうプロセスを経て行うのか,ということだけでも,体験する・しないでは,大きく差が出ると思われます.実際に手を動かすのはこれから経験を積めばいいだけですし.
この取り組みは,私が単独で試験的に始めた内容なのですが,幸いなことに,この取り組みが正式にシラバスに記載され,2015年度から正式に運用されています.この科目のおかげか否かは不明ですが,私のクラスの学生は結構モノづくりに対する熱意や意欲があるようにも思えます.
その他にも初年次教育関連で導入した内容がいくつかあるので,折を見て,論文化したいと思っています.
「企業内新人教育プログラムを導入した初年次教育の試み」
が掲載されました.
本学の初年次教育科目の1つで,1年次の「修学形成1」という科目内に,私が前職の新人教育で経験したプログラムを一部変えて導入した実践報告になっています.
モノづくり技術者として鍛えていくのは,特に本学のような偏差値の低い学生が多い大学では,非常に難しい側面があります.
まず,物事に興味を持たない学生が多々見受けられる.そこそこ偏差値の高い大学の学生は,全部とは行かないでしょうけれども,モノづくりに興味がある,小さいころにモノをばらした経験がある,そうでなくても,マニュアルを読めばモノをちゃんと組み立てられる,という感じかと思います.
しかし,私の経験からすると,偏差値の低い学生は,なかなかそうはいかない.
ポテンシャル的に頭の出来云々ではなく,小さいころに自分の手を使ってモノを作った・組み立てたという経験がないし,そもそも,モノは使えれば良いじゃないか,わざわざ自分で組み立てる必要はない,誰かが組み立ててくれるからそれを使えば良いではないか,という感じです.
漠然と就職をしたいという気持ちはあるものの,さりとて,意欲も技術も高くない学生に,いきなりモノづくりを実践させるというのは無理な話なので,せめて1年次から, モノづくりに対する意欲を喚起させ,企業でモノづくりを行う基礎はどのようなことか,ということだけでも教えたいと思ったわけです.
そこで,前職の新入社員教育で行った,「レガシィを作ろう」という内容を,大学生向けにアレンジして,いわば,「企画」「設計」「プレゼン」の流れを簡単に理解してもらい,実践的な「開発」以外のモノを作るまでの過程を体験してもらう,という内容にし,科目に導入しました.
知識や技能が未熟だと思うので,実際に手を動かして作るのはまだ無理かも知れないけれども,モノ1つ作るにはどういうプロセスを経て行うのか,ということだけでも,体験する・しないでは,大きく差が出ると思われます.実際に手を動かすのはこれから経験を積めばいいだけですし.
この取り組みは,私が単独で試験的に始めた内容なのですが,幸いなことに,この取り組みが正式にシラバスに記載され,2015年度から正式に運用されています.この科目のおかげか否かは不明ですが,私のクラスの学生は結構モノづくりに対する熱意や意欲があるようにも思えます.
その他にも初年次教育関連で導入した内容がいくつかあるので,折を見て,論文化したいと思っています.
登録:
投稿 (Atom)